春を告げるふきのとう

春分の日も過ぎて3月も下旬に入り
春の柔らかい日差しを感じられる日もだんだんと増えてきています。
雪解けが進み、札幌の幹線道路の雪も消え、雪山も少しずつ小さくなってきましたね。

春の訪れを感じるものは、天気や気温、動物、植物などたくさんありますが・・・
今回は「ふきのとう」にスポットを当ててみたいと思います。

本州では2月頃から顔を出すことも多いですが
北海道のふきのとうは3月後半くらいから見られることが多くなっています。

北海道では市街地でも比較的見つけやすいふきのとうですが
特に見つかりやすいのは、田んぼの脇や河原など水気のある場所と言われています。

ところで、「ふきのとう」と「ふき」って似ていますよね?
実は、同じ植物だってこと、知っていましたか?
花茎の部分を「ふきのとう」と言い、葉の部分を「ふき」と呼ぶのです。
ふきのとうは苦くて苦手だけど、ふきは好き・・・
という方は、同じ植物だと思ってぜひ挑戦してみてください!

ふきのとうはアクが強く、独特の苦味がありますが
天ぷらやおひたし、和え物など食べ方はさまざまです。
ふきのとう味噌(ばっけ味噌と呼ぶ地域も)も有名ですよね。
苦味がちょっと・・・という方は、つぼみが小さく閉じているものを選べば
独特の苦味はあまりないのでおすすめです!

春の山菜を代表する「ふきのとう」。
足元から訪れる春を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

撮影場所:札幌市内 撮影日:4月上旬

2020.03.28 札幌市 ふきのとう