眼下に広がる雄大な雲海:トマム

北海道の絶景は数多くの種類があり、中でも”雲海”は有名スポットの1つに挙げられます。
全国的にも雲海スポットは数多くありますが、道内でも函館山や美幌峠、摩周湖、屈斜路湖など
様々な場所で雲海を見ることができます。
中でも有名スポットに挙げられるのが、占冠村のトマム。
今回は数ある雲海の中から、トマムの雲海をご紹介します。

札幌から車でおよそ2-3時間、占冠村にある星野リゾート トマムでは、
毎年5月から10月にかけて雲海テラスがオープンします。
(※今年は新型コロナウイルスの影響で、オープンが7月1日からになったようです。)
そもそも雲海とは、飛行機や標高の高い山などから見下ろした時に見える、雲や霧のことを言います。
雲海と一口に言っても、実はそのでき方に違いがあるのをご存じでしたか?
トマムの雲海は大きく分けて、3種類あります。

➀太平洋産雲海:十勝沖で発生した低い雲が、風に乗って十勝平野を流れてトマム山まで達し、発生
➁トマム型雲海:風が弱く、夜から朝にかけての放射冷却現象によって空気が冷えて発生
➂悪天候型雲海:低気圧などが近づき、天気が崩れる前に発生

時期によって見られる種類が違いますが、トマムではシーズンを通して
約40%の確率で、雲海を見ることができます。
ちなみに、雲海テラスの公式サイトには、翌日の天気や気温に加え、
「雲海予報」が載っています。ぜひ参考にしてみてください。

眼下に広がる雲海は、まさに幻想的。自然の雄大さをこれでもかというほど見せつけてくれます。
必ず見られる光景ではないからこそ、出会えた時の感動がさらに増すでしょう。
自然が織りなす絶景を、ぜひ五感で感じ取ってください。

ただ、雲海が見える場所は標高が高く、夏でも地上より気温が低くなっています。
さらに、早朝ということもあって10度台の気温の日も多くあります。
なので、夏だからと言って油断せず、上着を持つなど暖かい服装で訪れてくださいね。

1枚目の写真は、上川総合振興局様から頂いたものです。
2枚目と3枚目の写真は、2020年7月18日に実際に訪れて撮影したものです。

撮影場所:雲海テラス

2020.07.21 雲海テラス01 2020.07.21 雲海テラス02 2020.07.21 雲海テラス03