いよいよ雪の便りも続々と届きはじめ、北国の北海道では寒さが強まる時期になってきました。これからの時期に食べたくなるのは、なんといっても鍋ですよね。北海道には郷土料理がたくさんありますが、今回は鍋料理・石狩鍋をご紹介します。
石狩鍋はその名の通り、石狩川の河口に位置する石狩町(現在の石狩市)が発祥とされる郷土料理です。石狩町では江戸時代からサケ漁が盛んに行われていましたが、大漁を祝う際に味噌汁が入った鍋に獲れたてのサケを入れたことから始まったといわれています。
石狩鍋の特徴は、ぶつ切りのサケと野菜がたっぷり入っていること。スープは昆布だしと味噌で味付けされています。現在は居酒屋で食べることができたり、家庭料理として身近な鍋にもなっており、ジンギスカンなどに並び北海道を代表する郷土料理として多くの地元民・観光客に親しまれています。
なお、実は石狩鍋には記念日があるんです。
「くいごろ/くいにいこう」という語呂合わせから、9月15日が「石狩鍋記念日」として、2008年に指定されました。
これからさらに寒さが強まる季節になります。
北海道の旨みがぎゅっと詰まった郷土料理・石狩鍋を、ぜひ一度堪能してみてください♪
